介護の資格を取るために通っている学校だけれど実技もほとんど終わりに近づいているわ、実技や演習を通して利用者さん役をやることによって利用者さんからみた介護者の視線や、ベッドに寝ている状態での見える景色やベッドをギャッチアップした時の背中の違和感など自分がやってみないとわからないことがたくさんあって介護をするにあたってとてもいい経験をしていると感じているわ。
今日は入浴の介助の勉強と実技になるわ。お風呂に入るというのは当たり前のようにしているし、日本人はお風呂が好きなんだなと実感できる授業だったわ。
目次
・入浴に関するお勉強
・入浴介助の際の注意点
・入浴の実技は足浴と蒸しタオルでの手浴
・そして最後の課題提出をして11日目終了
入浴に関するお勉強
入浴は食事をしたり、歯を磨いたり、排せつをしたりするのと同じくらい大切ですよね。今日も明日もお風呂に入りたいのに入れないと言われたら気分も落ち込んでしまうわよね。
入浴するということは浴槽につかり、体温が上昇してあせも出ると思うし、汚れを落とすこともできるわよね、でもそれだけではなく、浴槽の水圧で筋肉がリラックスするという効果もあるの。
それによるお風呂に入ってからパジャマに着替えて寝るという人は多いと思うわ、お風呂に入って体温が高くなって、お風呂から出て、体が冷めていく間に人間は眠くなっていくの。
でもお風呂は入らなければ入らなくてもご飯を食べない、排せつしないということと違って生死に関わってくることではないわよね。人間としての尊厳を守っていくためには入浴は欠かすことのできない日常動作ということになるわ。
お風呂に入らないと汚れや汗等の臭いもひどくなってしまうわよね。そうなると他人に会うのを嫌がるようになってしまうの、もし自分だったら外に出るのにお風呂に入って、髪の毛を整えて歯を磨いて身だしなみを整えたりすると思うわ、夜寝る前にパジャマを着て友人でも会いたいとは思わないと思うの。
利用者さんもお風呂に入ってない、髪の毛がぼさぼさだったりすると人と関わろうとする意識が低くなってしまって家に閉じこもるようになってしまう場合があるわ。
外に出て人と関わることで自分に対しての意識が高まると生活をしていくうえでの意欲ややる気が出てくることで生活の質QOLを高めていくことができるの。
マヒがある場合など一人でお風呂に入ることが難しい場合もあるの、認知症の人でお風呂に浸かったら出られなくなってしまい、のぼせてしまったということもあるわ。
高齢者の場合、入浴の際に裸になって、浴室に入るときに服を脱いで裸になった時に温度差で急に血圧が上下してしまって、めまいや失神などを起こしてしまう場合もあるの。
そしてお風呂場と言うのはとても滑りやすいわよね、水で濡れているし、石鹸や、シャンプーなどで滑りやすかったりもして転倒の危険が一番高い場所でもあるの。
そういったことを介護者は理解をしつつ、入浴の介助をしていくことが大切だと授業で習ったわ。
入浴介助の際の注意点
そういった入浴の際の危ないことを理解をしつつ、私たちヘルパーは利用者さんの入浴介助をどのように行ったほうがいいかを話し合ったわ。
入浴前に体調確認や体温を測ったり、血圧を計ったりするバイタルチェックは必要だと話し合ったわ。
熱があったり体調が悪いのに入浴をして体調が悪化してしまう場合もあるからこそバイタルチェックは必要だと話し合ったわ。
冬の寒いときにはシャワーで浴室を温めておいたりしておくことも大切だと話し合ったわ、そして入浴前に水分を取ったり、入浴後にも水分を取ることも必要だと話し合ったわ。
そして滑りやすい床は吸盤マットや浴室用の手すりをつけてあれば安全にお風呂に入ることができると話し合ったわ。
福祉用具の活用は便利で安全に介助ができる反面本人のできるところまでやらなくても済んでしまうようになってしまうという自立支援ではなくなってしまうわ。
入浴前の体調などの確認や入浴中の転倒、入浴後も水分補給など気を付けなければいけないところがいっぱいあるということが今回わかったわ。
入浴の実技は足浴と蒸しタオルでの手浴
入浴の実技は浴槽にお湯をはってということがさすがにむずかしいからこそ、足浴を行ったわ、バケツにお湯を入れてたらいに足を入れてもらい、石鹸を付けて洗ってからタオルで足を拭いていくの。
お互いやってもらったり交換しながら行っていくのだけれど足だけ…と思ってしまいがちだけれどここでも気を付けることがあるの。
まずはお湯の温度、お湯の温度って人の好みがあると思うの、利用者さんによってはぬるめが好きだったり、熱いの好きだったり…ヘルパーによっても違うと思うの。
ヘルパーの価値観を押し付けてしまっては良い介護はできないのは勉強してきたわ、だからこそお湯の温度を利用者さんに確認してもらうことが大切なの。
そして利用者さんの体が冷えないようにひざかけをかけたり、室温をあげたりして寒くないようにすることが大切だと習ったわ。
足浴も足だけお湯につけるけれど体全体がぽかぽかしてきてとても気持ちがよかったわ。マッサージもそうだけれど人にやってもらうのはとても気持ちいいものだと思うわ。
そしてベッドで寝た状態での手浴も実技としてやったわ、ベッドが濡れないようにビニールを敷いたり、そのビニールが利用者さんの皮膚に当たらないように配慮しながら手浴をしたわ。
浴槽に入る介助はお湯の入っていない状態での介助の練習をしたわ。マヒがある場合など健側から浴槽の中に足を入れるけれどその場合も患側は不安定になってしまうから倒れないように支えたりすることが大切だと習ったわ。
そして最後の課題提出をして11日目終了
実技を終えたら3回目の自宅学習での課題を提出したわ、1回目、2回目と内容が難しかったけれど3回目は知識もついてきたのかそこまで難しくはなかったわ。最後の課題を提出したことでさらに学校が修了が近いことをみんな実感していたわ。
今日は足浴と手浴などでやってもらうことの気持ちよさと、入浴も日々当たり前のように入っているけれどもしそれが出来なくなってしまった場合など、足浴や手浴はとても気持ちのいいものだと思ったわ。
利用者さんへの生活意欲も上がるかもしれないと思える入浴介助ができるといいなと思った授業でした。
次回は終末期介護に向けての勉強になるわ、介護にはどうしても死というものがついてまわるわ。死を迎える家族の気持ちを理解したり、ヘルパーとしてできることを勉強していくわ。
次回をお楽しみにね。
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